Search~君がいた GID(性同一性障害)ふたりの結婚


内容紹介

生まれてこなければよかった…元女の子だった僕と、元男の子だった私は苦しみ続けました。いじめに遭い、グレ、自殺未遂。永久に独りぼっちだと諦めていたけど、生きていてよかった、と今では思えるんです。だから、あなたもSearch(サーチ・捜すこと)、どうか人生を諦めないで。願いは届きます…。

元女の子だった男と、男の子だった女。いじめに遭い、グレ、自殺未遂…、永久に独りぼっちだと諦めていた二人が出会って、結婚・入籍した。苦しんで生き続けてきたありのままの姿を描く。

感想

この書籍は2000年に発売されているので、まだ【性同一性障害】という言葉自体がそんなに世間的に認知される前というか、戸籍の法的な性別が変えられるようになったのが2003年~2004年なので、かなり前衛的な印象です。

読んでいると、今よりもなお理解とはほど遠い時代を生き抜いた感がありますね。

この書籍は元女性の平安名祐生さんと元男性の平安名恵さんのお2人が幼少期から結婚生活までの半生をつづったものです。

今では戸籍の性別の変更もできて、結婚をしてる人も多く見ますが、当時はその戸籍の性別変更自体が認められていませんでした。

でもお2人はそんな当たり前かもしれないことが、当たり前に出来ない時代に結婚をし、入籍をしていることが、私は純粋にすごいと思いました。

少し古い作品ですが、MtF(元男性)とFtM(元女性)の双方の半生がつづられているのも珍しいので、ぜひ。