はるかりん


内容紹介

幼馴染で同級生の彼女と高校生から付き合いはじめ、5年後、一大決心でプロポーズ!!

しかし…彼女から、レズビアンである事をカミングアウトされ放心状態。

「お願い…女の子になってほしぃの」と彼女の衝撃的な懇願に言葉を失う。

真剣に悩み苦しみ話し合った結果、性転換後に結婚する事になった。

肉体的、精神的にどの様な変化が現れるのか?不安だらけのなか、女性ホルモンの投与を開始する。

本書は、愛の成長日記、体の転換日記です。彼女好みの女の子になると本気で心に誓い、究極の愛を追求し、愛する人へ身も心も捧げる♂の恋愛ストーリーです

この“愛のカタチ”をあなたは信じられますか?

感想

本書はブログ本で特に性別違和を訴えて性別移行しているワケではなく、相手の性的指向に合わせて性別移行するという、なんとも珍しい書籍だと思います。

内容は「変化」「恋愛」「戸惑い」「告白」「迷い」「性」「嘘」「彼女の笑顔」の8つのチャプターで構成されていて、主に彼女のこと、身体や周り、精神面の変化のことを綴っています。

中にはそれぞれのご両親へのカミングアウトも書いてますし、まさに「命がけの愛」って感じが伝わってきます。

注意点

このブログ本『はるかりん 僕が彼女の彼女になるとき』はブログ本としてアメブロさんから発売されたもので、実話のような雰囲気がありますが、一応「フィクション」という扱いになってます。

本の主軸となる部分に「女性ホルモンの投与」という物がありますが、勉強な女性ホルモンの投与はかなり危険です。絶対マネをしないでください。

またはるかりんさんは性同一性障害ではありません。

本文の中にはるかりんが女性ホルモンの服用を続けるために母親が医者に言う「この子、性同一性障害なんです!」っていうセリフがありますが、絶対やってはいけないこと。

性同一性障害への誤解が生まれますし、性同一性障害を言い訳に利用して欲しくないと感じました。

まとめ

いくらフィクションという体を取っているとはいえ「ちょっとこれはどうなの?」と思う記述も多く、素直におすすめできる内容ではないですが、ただ個人的には【設定】自体は面白いと思います。