カミングアウトに向けて
『カミングアウトに向けて相手の意識調査』

今回からちょこっとだけ、「カミングアウト」……特にカミングアウトの準備段階にスポットを当てていこうと思います。

性同一性障害のガイドラインにも“カミングアウトの検討”がありますし、カミングアウトってその人や相手のその後の人生にもかかるくらい重大な場合もあるし、その割には「カミングアウトってどうやってるするの!?」と分からないことも多い。

そこで!少しでも私のカミングアウトに関する経験とかを共有できたらなと思っています。

カミングアウトをする前、タイミングでするかって話もあるけれど、誰にするかが決まったら、カミングアウトのなるべく成功させるための前準備をしなきゃなと。

その前準備というのも、いろいろあるんだけど、個人的にはまずは相手に対して『LGBTsに関する意識調査』が必要かなと。

相手がLGBTsやGSRM、特にカミングアウトする側のSOGIについてはどう思ってるか、を知ることでなんらかの対策は打ちやすいかなと。

※GSRM=ジェンダー、セクシュアリティ、ロマンティック(恋愛指向)がマイノリティ

※SOGI=性的指向と性自認

嫌悪感を示すようなら、それに対してのなんらかの……嫌悪感を取り除くもしくは軽減させる対策が必要だし、誤解を持ってるなら、その誤解を解く対策が必要になってきますね。

意識調査の方法はいろいろありますが、メディアで活躍してるLGBTs系のタレントさんに対しての反応でもいいし、「◯◯で同性結婚が法制化」などニュースへの意見でも、LGBTsに対してのどう考えているのかをふわっとだけど調べることも出来ますし、LGBTs系の話題を投げ掛けてもいいかもです。

最近だとサブカル的な部分でBLや百合から入ってもいいかもしれない。

AセクシュアルやXジェンダーなど、知名度が低いセクシュアリティは「◯◯っていう性の在り方があるんだけど……」とそこから掘り下げて行くとか……。

手法はいろいろですが、いずれにしても、この意識調査はあくまでも「ヒント」にしかならない、ということです。

当事者を目の前にして考え方がコロッと変わることもザラにありますからね。どんなにLGBTsに好意的でも、目の前にしたら急に嫌悪感を出す人もいます。

「テレビの向こうや物語の中ならいいけど、目の前に来られると変なリアリティを感じてダメ」っていうこともありますし、「友達や知り合い適度ならいいけれど、身内が……ってのはちょっと……」って人も。

逆に否定的だったのに、目の前にしたら急に友好的になる人も。

今までLGBTsとかセクシュアルマイノリティと呼ばれる人たちは遠くの存在だと思っていたけど、身近にいると分かったことで普遍性や独特の悩みを肌に感じて、友好的に考えるというパターンとか。

有名な話で、アメリカのとある偉い人は「同性結婚反対」と言っていたのですが、息子さんがゲイだと知り、急に「同性結婚賛成」に声をあげた人もいます。

確かにヒントにしかならないLGBTs意識調査ですが、知ることで対策も出しやすいですし、やって問題ないと思います。

特にセクシュアリティやジェンダーに対してなんらかの誤解をしているのなら、その誤解は解いておいた方がいいかなと思いますしね。

ちなみに私の場合は性別移行に関することに的を絞って、母親にLGBTs意識調査をしました。

反応は友好的というか、寛大な感じでした。

それでも、私はカミングアウトして問題ないかをじっくり吟味しました……3ヶ月間くらいかな(笑)

今思うと時間をかけすぎかな?と思いますが、妥当かなとも思います。

私はこの事前調査で母が知識として知ってることと知らないことを、私は知っていたのでいろいろ素早く対応出来たと思います。

やってよかった事前調査。