米国のトイレ法
米アラスカ州アンカレジでこのほど、公共のトイレや更衣室を出生時に判定された性別に従って利用するよう規制する条例案が住民投票にかけられ、小差で否決された。
 
2016年のノースカロライナ州でのことが皮切りにアメリカではちょこちょこ話題になる「トイレ法」
公共のトイレや更衣室を出生時の判定された性別に従って利用するよう規制する条例案で、今でも少なくても6つの州で議論されているようです。(2018年)
 
日本でも条例ほどの議論にはまだなっていないですが、公共のトイレ、更衣室に続いて公衆浴場(温泉、銭湯など)もちょいちょい議論にあがりますね。でも個室があるトイレとは違って公衆浴場はほぼほぼ全裸になることもあって、今回の件とはちょっとワケが違うのでちょっと置いておきます。
「出生時に判定された性別で判断するなんて差別的だ!トランスジェンダーの人の人権を無視している」「プライバシー保護のための常識的な対策だ!幅広い人に安心して利用してもらわねば!」と意見は真っ二つ。正直どちらの言い分も分かるから難しい。
 
男性か女性かをどこで判断するの?見た目?性自認?雰囲気?法的な性別?出生時に判定された性別と見た目の性別が違っていたら?難しいですよね。ただ言えるのは公共のトイレとかなら身分証明書とかを提示して利用するわけではないと思うので、結局は何か問題が起きた時の条例案なのかな・・・と。
……つまり、他の利用者から怪しまれたり、騒がれたりするような雰囲気や見た目でなければ、問題ないのかな……と。
 
あ、でもそれだと、性別移行中の人や見た目が中性的な人、女装している男性や男装している女性とかは……他の利用者からすると驚かれるだろうから……問題ないともいえないのか……。
 
やっぱりまだまだ議論しているくらいなので、難しい問題なんですね。また最近では利用者の性別を問わないオールジェンダートイレの活用も見られるようになりましたが、設備費用などの問題からすぐにできるわけではないですしね……。そういえば、たまにおばさまとかが男子トイレを利用しているのを見かけるけど、このトイレ法があると一斉取り締まりとかなっちゃうのかな……。それはそれでちょっとすごい気もします。。。