性別移行初期のトイレのエピソード

前に性別移行する上で焦ったエピソードはありますか?という質問があり、思い返してみたらこの「トイレエピソード」は焦ったかなーと。
 
性別移行初期のころ……といっても、まだまだ社会的には男子として生活していたころ。
 
個人的には「男性が女性装をしている」と思われたくないという感情が強くて、必要以上にメイクや服装、髪型を女性的することに抵抗があったのです。するなら土台ができてからとか思ってました。
 
言うなれば性別移行する準備期間として、美容とかいろいろなことをして土台を整えていた時期……だったと思います。

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なので外に出るときはスッピン(日焼け止めくらいは使用してたけど)、服装もいわゆるユニセックスな服装(男性的な服も着たくないし、女性的な服を着ると「女装」と言われると思っていたので)、髪形は男子にしては少し長いくらい……というよりも伸ばし途中だったので、整ったヘアスタイルではなかったです。
 
こんなスタイルなので、私個人としては女性的だとも思ってなければ、女装をしているとも思っておらず、むしろ「男子!」というスタイルだったと思います。
 
そんな外出中に急にトイレに行きたくなって、公衆トイレを使用する際、もちろん自分を社会的に見て「男子だ!」と思っているので使用するのは、当然「男子トイレ」。
 
その男子トイレに入ろうとした際に男性から「そっち男子トイレですよ?」と言われ、パニック。
 
男子と思われなかったこととか、どーしろと!?という感情だったりとかでパニック。
 
そして何故か「え!すみません!」と謝る。
 
このたった一回のエピソードで、これ以降外出先でのトイレは控えるようになり、しばらくは我慢する日々が続きましたね。
 
そんなトイレエピソード。
 
それから苦なく公衆トイレを使用できるようになるのは友人知人家族の助けがあったからですね

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