GID 実際私はどっちなの!?


内容紹介

男と女の境界に悩む人たち。

軽々とその境界を越える人たち。

さまざまな「セクシュアルマイノリティー」の心の内面や葛藤を、自身「性同一性障害特例法」により女性として結婚まで漕ぎつけた元ニューハーフエッセイストと社会学者の二人が緻密かつ大胆に分析。

ボーイズラブやオネエタレントなど、日本人の特異な性意識にも気づく一冊。

学校では絶対に教えてくれない性(セクシュアリティ)のはなし。

感想

本書はゲイ、レズビアン、トランスベスタイトにクロスドレッサー、トランスジェンダーにトランスセクシュアル、GID(性同一性障害)について、詳しく説明している本です。

いろんなセクシュアリティについて説明はしてますが、バイセクシュアル、パンセクシュアル、Aセクシュアル、クエスチョニングなどそのほかのセクシュアリティやジェンダーにマイノリティーなのはごちゃごちゃになるからということで、説明は特にないです。

しかしながら他にも男の娘、腐女子などのサブカルチャーや、同性愛嫌悪などのフォビアも説明してますから、かなり内容は充実してるかと思います。

比較的、本全体の文章はフランクで分かりやすいですし、それでいて詳しいので、セクシュアリティーについてはよく分からないけど知りたい!セクシュアリティーについてもっと知りたい!という人にはお勧めできると思います。

注意点

ただ、注意点として、この書籍ならではの表現が出てきます。

例えば、異性装者を同性愛者か異性愛者かで「クロスドレッサー」「トランスベスタイト」と分けたり、中には「完全性転換者」という本書ならではの独特の表現や解釈も出てくるし、あまり当事者にとって好ましくないとされることが多い「オカマ」や「オネエ」と表現も結構出てきます(一応脚注付き)

他にもカミングイン(カミングアウトをしないこと、クローゼットとはまた違うニュアンスで使われていた)やアンノリ(レズビアンノリ、ノリでレズビアン感情を抱くこと)など、あまり他では見ない表現がたたされていました。

なので、この書籍に載っていることが、必ずしも正しいわけではないことを留意して読み必要があるかと思います。

まとめ

注意点などはありますが、非常にフランクで読みやすい内容にはなっているので、もっとセクシュアリティやジェンダーについて知りたいけど、何から見たらいいのかという人にはいいのかもしれません。