バイフォビア

少し前に『バイの日』について触れましたが、その時『バイフォビアについても触れてほしい』と、ある人から言われました。以前、ホモフォビア(同性愛嫌悪)やトランスフォビア(性別移行嫌悪)については軽く触れましたが、バイフォビアについては、全く触れてなかったので。

別機会にどんなのがバイフォビアにあたるかは詳しく説明するとして、ここではザックリ……『バイセクシュアルはいいとこどりだと思う』『バイセクシュアルは同性愛、若しくは異性愛のなり損ないだと思っている』『バイセクシュアルの人は浮気をする』などなどですね。これらは全て、バイフォビアにあたります。

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そして、厄介なのがバイセクシュアルは、被る部分があるにも関わらず、同性愛コミュニティからも、異性愛コミュニティからもバイフォビア故に排除されることもあるところです。例えば「私、バイセクシュアルだけど、今は異性と付き合ってるから、LGBTsイベントに参加しちゃダメな気分になる」とか、LGBTsの中でも何故か居場所がないと感じてしまったり、とある同性愛コミュニティサイトでバイセクシュアルの人が書き込みをすると「ここは同性愛コミュニティよ!バイの人は出ていって!」など、明らかな排除もあったり。

あるバイセクシュアルの人がこう言ってました。「バイセクシュアルの人は同性愛、異性愛、その両方のコミュニティや制度なんかを、使えるって言う人もいるけど、その両方のコミュニティや制度なんかを使えないことも多い」と。実はバイフォビアに限らず、バイセクシュアルの抱える問題ってこういう感じで埋もれやすかったりするのも事実。

出来れば微力ながら、それを解決するお手伝いをしたいなと思う今日この頃。