カノジョになりたい君と僕/たかせうみ
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あらすじ
体は男性・心は女性として生まれたアキラは、高校入学を機に「女の子として」生きていくことを決意、セーラー服に身を包み登校する。アキラを待ち受けていたのは、クラスメイトの奇異の目、教師の無理解な発言…そんなアキラに対し、幼い頃から恋心を抱いていた幼馴染のヒメ。大切な幼馴染を支えるため、ヒメが手にしたのは、アキラの父親が用意していた「学ラン」だった――!
漫画『カノジョになりたい君と僕』より
理解を得るには?
はじめはあらすじだけを見て「性別違和を持つ高校生の青春ストーリー」かなぁくらいに思っていたのですが、性別違和のことに限らず「理解を得るという事はどういうことか」を真剣に時にコミカル描いた作品でした。理解をなかなか得られないことに抗議しか手段はないのか?理解を得てほしい側はどういう心づもりでいればいいのか?自分の感情だけ先走っていないか?
そういったことが第一巻には散りばめられています。そしてそれを受けて、私自身「理解してほしい」とは言うけれど、その手段は合っていたのか……と考えさせられる作品でした。
あと先生のキャラクターがいい!なんだかお助けキャラみたいでw
漫画『カノジョになりたい君と僕』より
性別違和と制服の描写
作中には性別違和を抱えているアキラちゃんが登場します。細かい設定は気になる部分はありますが、注力すべき点はそこではなくて、身体的に男子のアキラちゃんがセーラー服を着て行ったらという一見イレギュラーな状況にクラスメイトは、先生は、他の生徒はどうするかという部分が大事になっているのだと思います。またアキラちゃんもどっからどう見ても可愛い女のコというワケではなく、本当に男子がセーラー服を身に纏って学校生活をしているような描写で、それが「理解を得るには」という問題提起に一役買っていると思います。
今後青春ストーリーとして恋愛模様が描かれ「性別」と「自分らしさ」の模索が始まると思うので今後にワクワクです。
漫画『カノジョになりたい君と僕』より
まとめ
作品全体に「普通とは何か」「理解を得るという事はどういうことか」ということが随所に問われてて、一語一語が刺さる言葉も多いです。「お前こそ周りを決めつけずに見ることができているか」
「自分の主張だけを押し付けてはいないか」
「“差別”とか“平等”とかを抜きにしてね?ただただみんなにとっての“違和感”なんだよ」
まだまだ始まったばかりの青春ストーリーなので、今後にも期待です!
漫画『カノジョになりたい君と僕』より






















