オネエの人はなぜオネエ言葉なのか?
たまに言われる「オネエの人はなんでオネエ言葉なの?女性的な話し方だけど、女の人はあんな話し方しないと思う」という質問……という意見というか。まず第一にもともと言葉的には「オネエ」が「オネエ言葉を使う人」から来ているので「オネエの人はなんでオネエ言葉なの?」という質問は少し変かな。オネエ言葉を使うからオネエなのか、オネエだからオネエ言葉を使うのか……的なお話w

次にオネエ言葉を使う人には使う人の理由がなんとなくでもあるので、一概にはなんとも言えないのです。それでも「なぜオネエ言葉を使うのか」という疑問にお答えできるか分かりませんが、一応それっぽい理由はあります。

ひとつは「柔らかい印象」。オネエタレントさんで「毒舌」や「きつめの物言い」を売りにしてる人もいるでしょう。その「毒舌」や「きつめの物言い」、なんとなーく愛があるように感じたり、すんなりと受け入れてしまったりすることもあると思います。それがオネエ言葉独特の言葉の柔らかさ

ちょっとくらいキツめに発言しても柔らかく聞こえる不思議。その理由はオネエ言葉そのものが「女性言葉を強調した言葉」故の柔らかさからみたいですね。確かにオラオラした言葉よりもとっつき易い印象はありますね。

次にコミュニケーションの手法。先程のように柔らかい印象のある言葉なので、営業用・接客用に向いているのです。一部の実演販売をする人がオネエ言葉を駆使するのは有名な話ですし、バーで働いてるオネエの人たちも接客をしているのでオネエ言葉を使う。逆に言えば、そうでないときはオネエ言葉を使わないオネエも多いってことらしいです。

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あと個人的に「キャラ立ち」オネエといえばオネエ言葉、みたいな風潮からほぼ役割語っぽくなってるかなーと。おじいちゃんの「~じゃ」とかハイカラな奥さまの「~ザマス」とか中国人の「~アルよ」「~するヨロシ」とか。リアルでは実際に言っていないのに(言ってたとしても極少数)、アニメやマンガとかではその役割をはたす言葉になっちゃってるんですね。オネエ言葉にはそんな意味合いも含まれてると思います。

あと「女性的な話し方だけど、女の人はあんな話し方しないと思う」という意見も聞くけど、実は話す人もいます。先程の役割語の延長だけど、アニメやマンガ、ドラマなどの物語の登場人物の女性の言葉はオネエ言葉に近いものがあります。……というかオネエ言葉そのものが女性言葉を強調した言葉なのでねw

物語のキャラクターは役として女性を演出しなきゃいけないので、オネエ言葉や女性言葉の場合が多いのです。よーく聞いてみると(キャラクターの)女性が話す女性言葉も、オネエの話すオネエ言葉も字面はめっちゃ似てるので!気になった人はチェックしてみてください!

まぁ結論を言うと、オネエでも普段からオネエ言葉を使ってる人とそうでない人もいるのと、演出や接客の側面も大きいよってことですね!

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