オススメコーナー04

今月のテーマは【性別適合手術コミックエッセイ】
すごくニッチな気がしないでもないですが、コミックエッセイで性別適合手術を主に扱っているものをチョイスしました!



生まれる性別をまちがえた


【内容紹介】

性別適合手術とは一体…!? 前代未聞の衝撃エッセイ!
元男で性同一性障害の作者・小西真冬が女性の身体になるために、性別適合手術を受けた実体験を描く! ありとあらゆる痛み・苦悩を赤裸々にポジティブに再現した、異色のエッセイ漫画が登場!

【おすすめポイント】
性別適合手術って手術内容やアフターケアの内容が内容だけに割りと濁してしまうことも多いのですが、この書籍では割りとガッツリ掘り下げています。
著者は女性と結婚しており、妻がいるということで、「こころが女性なハズなのになんで?」という疑問にもお答えしている形にもなるし、「配偶者のいる性別移行者」としてのロールモデルになりうるのかなと感じました。

OLになりたくて性別適合手術しました


【内容紹介】

性同一性障害として生まれた、体は男性、心は女性(しかもレズビアン)の主人公が、性別適合手術をし、戸籍を変え、OLとして就職するまでの困難と爆笑の実話を描いたコミックエッセイ。
すでに手術済みの友達などのアドバイスを受けて、タイで男性から女性になる手術を受ける。
そして、術後のトラブルや痛みを伴うケアを乗り越え帰国。戸籍変更の手続きと就職活動を経て
、ついにOLとして働くことになる…。

【おすすめポイント】
まさに性別適合手術のことを詳しく書いたコミックエッセイという感じでした。本当にタイトル偽りなくといった感じです。
手術のことについても良くも悪くも作業的で説明されていて、細かい心理描写はないですが、その分「性別適合手術ってこんな感じだよ!」というのはとても伝わります。
ダイレーション(性別適合手術のアフターケア)について詳しく書いているのもおすすめポイントです。

僕が私になるために


【内容紹介】
身体的にも法律的にも女性になるために、主人公・平沢ゆうなは性別適合手術(SRS)を受けにタイへと旅立つ。
しかし、女性への道のりは想像していた以上に“痛かった”!!
性同一性障害(GID)当事者の作者が男性から女性になる過程を詳細に描いた実録エッセイ!

【おすすめポイント】
全体的な内容は手術についても法的な処理についても細かに描いていてとても充実していると思います。
 もちろん何も知らない人や手術ってどんなことするの?って思う人にはかなり入りやすい作品だとも思いますし、これから性別移行をと考えている人や身近に性別移行の人がいるという人にとってもかなり力になる作品だと思います。

性転換から知る保健体育


【内容紹介】

性転換した作者独自の観点から男女の知られざる【違い】を描く衝撃エッセイ
両性を文字通り“知る”著者ならではの目線から、トイレの問題、見た目の変化などなど…知ってるようで知らなかった男女の違いが白日の下に!? 実体験を交え描かれるリアルな“保健体育”エッセイの誕生!!

【おすすめポイント】
髪の毛とニオイ、声についてなど、知っているようで知らないこと、知ってはいたけど詳しくは……ってことを知れる内容にもなっていますし、男性から女性の性別移行のみだけでなく、女性から男性の性別移行にも触れているので、そちらについても知りたい方はとても勉強になると思います。

たのしいせいてんかんツアー


【内容紹介】

『オカマだけどOLやってます。』の著者、性転換でタイに行く
タイで〝パーッと気軽に手術〟のはずが!? 出発前から退院後までの日々をリアルかつユーモラスに綴った話題の性転換日記。 

【おすすめポイント】
いろんな意味で大イベントである「性転換(性別適合手術)」についての体験記です。性別適合手術に関してユニークに書いているところからはじまり、「せいてんかんツアー」と言うからに相応しく『ツアー日記』として-1日目から22日目、その後や番外編など、日記調に描かれています。
コラムとして『入院プロセス』『タイ病院事情もろもろ』なども書かれていますので、当事者でも参考になる部分は多いのではないでしょうか。


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いかがでしたでしょうか。性別適合手術と一口に言ってもいろいろあるのでケースバイケースなことは否めませんが、それぞれの筆者が感じたこと経験したことを分かりやすくコミックエッセイという形でまとめてくださってることは、性別適合手術について知りたい人にとっては優位な情報だと思います!