ダイレーション
まず「ダイレーションとはなんぞや?」というところから説明しますと、ザックリ分かりやすく「性別適合手術のアフターケア」です。手術の内容によってはあったりなかったり、アフターケアの内容も様々です。主に造膣した部分が塞がらないようにダイレーター(スティックという場合も)という棒状の器具を差し込む作業です。

はっきり言って、ある程度の個人差はあるとは思いますが、痛み&苦痛を伴い、場合によってはメンタルをゴリゴリ削られます。とは言ってもマイナス面ばかりを言ってもしょうがないですが、大事な大事なメンテナンスなんですね。

前述したとおりダイレーションの内容は術式や手術をしたクリニックや病院、身体の状態などにより、それぞれなので一概にはなんとも言えないのです。例えば某クリニックではダイレーションを1日に3回、各2時間から徐々に減らしていって、術後6ヶ月の頃には1日に2回、各1時間とか。

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私の手術したクリニックでは術後ダイレーション中心の生活にならないよう、社会復帰が早まるようにと、ダイレーションの内容は比較的にかなーりゆるかった印象です。それでも個人的な不安から少し多めにダイレーションをしたました。

他にも昼間はダイレーションをせずに寝るときだけ就寝用ダイレーターを入れて寝るやり方やダイレーター挿入時にアクションをつけるなどやり方はいろいろ。ダイレーターもいろいろで、基本的には手術した病院やクリニックからいただき(買い取り?)ますが、材質は硬化プラスチック製、アクリル製、シリコン製などなど。

私の場合は硬化プラスチック製からシリコン製(別購入)にシフトチェンジしました。あと、造膣なしの手術法など術法によってはダイレーションを必要としない手術もあります。個人的はこの術後のメンテナンスというかアフターケアのダイレーションスケジュールも手術するクリニックを選ぶ基準になりました。