くまのトーマスはおんなのこ


あらすじ

女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。

それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。

本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、 そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。

「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」 ジェンダーと友情についてのやさしいお話。

作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。

感想

シンプルでそれでいてしっかりとしたテーマ性のある絵本だと思いました。

トーマスがおんなのこで名前もティリーだということで、何が変わったというと何も変わらなかったことが個人的に良い作りだと思いました。

エロールは相変わらずの仲のいい友達だし、やることも変わらない、ただ仲良しのテディベアの性別が変わっただけというシンプルな絵本でした。

トランスジェンダーの絵本自体珍しいのですが、読み聞かせにも向いている絵本になっていると思います。

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