あらすじ
合唱祭前の音楽の授業中、メガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた同級生の草壁光。佐条は歌なんかくだらないからと思っていたが、ある日の放課後、誰もいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿をみて思わず声をかける…。
思春期に揺れる少年たちのスローテンポな恋とじれったくもあまずっぱいドキドキした気持ちを丁寧に描いた、さわやか系ピュア・ラブストーリー!
映画『同級生』より
感想
ふたりの男子高校生のゆっくりとした純粋な恋を描くこの作品はとても綺麗で、原作の色遣いや雰囲気を損なわず、キラキラと眩しいくらいの作品だと思います。
とくにお互いの「こころが揺れ動く」瞬間はアニメならではで表現されていて、草壁と佐条のお互いを思いやるあまりの悩みごとや葛藤、独占欲。綺麗なだけじゃない、だけど綺麗で繊細な青春のラブロマンスでした。


映画『同級生』より
暗喩する水の動き
ふたりが自身の想いに気付く瞬間も見どころですが、やはり漫画原作のアニメと言う事もあって、音や色、声、動きといったアニメならではなところに注目したいです。個人的には「水」の描写が好きで、特にペットボトルから零れ落ちる炭酸飲料の表現が好きで、気持ちだったり想いだったりが意図せず溢れ出る感じが良いです。また雨だったり噴水だったり温泉だったりとふたりのターニングポイントに意図的に差し込まれる水の表現がアニメで色や動きがつくことでより強い意味を感じました。
またアニメ映画化と聞いたとき「原作のこの絵を動かせるの?」とちょっと心配していたのですが、動いてましたwアニメってすごいね!
映画『同級生』より
原作続編『卒業生』
アニメ映画は原作『同級生』から構成されていますが、原作はふたりのその後(『卒業生-冬-』『卒業生-春-』)の物語やスピンオフ作品(『空と原』『O.B.』『blanc』)もありそちらもオススメです。▼原作『同級生』中村明日美子▼
同級生 /茜新社/中村明日美子
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▼原作続編『卒業生‐冬‐』『卒業生‐春‐』中村明日美子▼
卒業生 冬 /茜新社/中村明日美子
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卒業生 春 /茜新社/中村明日美子
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個人的には続編『卒業生』でふたりの出した結論がとても好きです。アニメ映画の範囲でも示唆されていましたが、ふたりは卒業すると離れるかもしれない、学校じゃない外の世界に出ると何か変わるかもしれない、そういった不安と結論について描かれています。
まとめ
よく【BLアニメの入門】にピッタリの作品と評されれる『同級生』ですが、その通りで、本当に高校生の男子が恋をし悩み、焦がれるというのを表現していて、キラキラとした青春映画、恋愛映画という感じなので、男同士故の悩みって言うのも描かれてはいますが、BL抜きしても楽しめるのかなと思います。▼映画『同級生』予告編▼
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