にがくてあまい


あらすじ

容姿端麗で野菜嫌いなキャリアウーマン・江田マキは、ある日イケメンの男子校美術教師・片山渚と出会い一方的に恋に落ちる。
 
新しい出会いと同居相手を探していたマキは、渚の家にころがり込むことに。しかし、渚はなんとゲイのベジタリアンだった!
 
それでも、渚の作る野菜たっぷりの料理に癒されていくマキ。
 
マキが野菜嫌いの原因となった父親・豊との確執。家族との過去を乗り越えられず苦しんでいる渚。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが"大切な人"に変わっていく…。
 
にがくてあまい003
映画『にがくてあまい』より

感想

『にがくてあまい』は小林ユミヲによる漫画を原作に2016年公開の少女漫画実写映画です。少女漫画でありながらメインの男女に恋愛関係がないことも特徴(マキから渚への一方的な矢印はある)で、基本は【食】を通じてのヒューマンコメディという感じでしょうか。

物語全体に【苦手なものの先に可能性がある】といったテーマ性だと思います。見栄っ張りなマキは野菜…ひいては農家である実家にも苦手意識を持っていて、そんなマキに料理を作って野菜のおいしさを教えてくれるベジタリアン(ヴィーガンに近いかも)の渚。

にがくてあまい001
映画『にがくてあまい』より

渚もまたゲイであることで恋愛に一歩踏み出せないし、兄に対してのわだかまりもある(だだしここら辺は映画では詳しくは映画かれていないので残念)。

映画ということもあって原作の要素や流れをギュギュっと詰め込んだ感じで、正直描ききれてない部分も多いなという感想ですが、映画は特に渚の料理シーンやそれを美味しそうに食べるマキが愛らしくて良いな思いました。

にがくてあまい002
映画『にがくてあまい』より

原作紹介

原作は単行本は12巻まで発売され、番外編や描き下ろし短編を纏めた『にがくてあまい おかわり』も合わせて全13巻です。また2019年より続編となる『にがくてあまい -refrain-』が連載開始しています。

にがくてあまい004

まとめ

映画は原作とは違った良さがあって面白いです。苦手の先に可能性があるっていう考え方も良いものですね。お野菜オンリーの料理もとても美味しそうで見どころです!

▼映画『にがくてあまい』予告編▼

【関連記事】
【まじめに、ゆっくり、恋をしよう】同級生【アニメ】
【自分らしくの純愛映画】アスリート~俺が彼に溺れた日々~【邦画】
【ただ恋をしている】海辺のエトランゼ【アニメ】
【誰にも言えない、ふたりの特別】やがて君になる【アニメ】
【自分を見つめなおす】ミスエデュケーション【映画】