渚のシンドバッド


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映画『渚のシンドバッド』より

あらすじ

橋口亮輔監督が描く、同性の同級生に恋心を抱く少年と彼に興味を持つ少女を中心にひと夏の青春群像劇。

クラスメイトの吉田に想いを寄せる高校生、伊藤。転校生でレイプされた過去がある女生徒の相原は、その事に気づき伊藤に興味を持つ。

同性愛とレイプ被害という、他人には話せない秘密を抱える二人は急速に打ち解けるようになる。その相原のことを実は恋慕する吉田。複雑な三角関係の先には……。

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映画『渚のシンドバッド』より

感想

『ハッシュ!』の橋口亮輔監督の作品、岡田義徳、浜崎あゆみを主演に迎えた作品で、高校生ならではの甘酸っぱい複雑な青春群像劇です。

ジャケットには男女6人ですが、内容的には主に同性の同級生に恋をする伊藤、伊藤に好意を持たれる吉田、伊藤の好意に気づき伊藤に近づく謎の美少女・相原の3人で物語は進んでいきます。あとは物語のターニングポイントになる吉田の彼女・清水と伊藤と吉田の友人で伊藤の想いをばらしてしまう奸原…くらいかな。

登場人物はみんな高校生と言う事もあって未熟な子たちで、そんな子供たちが恋愛やら友情やらに触れてどんどん成長していくお話です。特に吉田は物語前半は友達思いで気が利く男子という感じですが、後半は自分のことしか考えられない自己中心的な行動を多々取ってしまいます。多分その自己中心的なところが彼の素なんだと思います。

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映画『渚のシンドバッド』より

そんな彼が伊藤や相原の想いに触れて、ほんのちょっとだけ成長します。伊藤や相原も青春の甘みも苦みも経験してほんのちょっとだけ成長します。人ってそんなに簡単に成長するわけではなくて、こんな小さな成長を繰り返して大きくなっていくんだなと思えました。

多分、作中一成長したのは、八つ当たりで伊藤の想いをアウティングして、吉田の自転車を川に沈め、好きな子の手を舐めるというヘイトを貯めまくった奸原だと思います……マイナススタートですからねw

あと息子の性的指向が同性に向いていると知って病院に連れて行く親ってのもなんか時代を感じる…気がする……

まだデビューしたての岡田義徳さんや女優時代の浜崎あゆみさんが見れるのもおすすめポイントです!

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