ヘテロフレキシブル
今回ご紹介する言葉はこちら「ヘテロフレキシブル」!最近少し聞くようになったかなとは思いますが、日本ではあまり見かけないかもですね。内容としては「異性愛者(ヘテロセクシュアル/ストレート)であることを自覚しているけど、同性と恋愛関係や性的な関係を持つことに抵抗のないこと」とされています。

それが「考え方」であったり「セクシュアリティ」であったり、使う人によってはちょっと違うところもあるけど、だいたいそんな感じ。中には「ほぼストレート」って表現する人もいるし、個人的にはあながち間違ってはいない気がする。

性的指向が男女両性のバイセクシュアル(両性愛者)や性的指向が性別不問のパンセクシュアル(全性愛/汎性愛)や性的指向が流動的なセクシュアルフルイディティとは違うのか……という疑問を持つ人もいるかと思います。

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一番の違いは「ヘテロフレキシブルの場合、本人がヘテロセクシュアルであることを自覚、自認していること」だと思います。

ヘテロフレキシブルな人が例え同性と恋愛関係などになっても、同性愛者やバイセクシュアルといったセクシュアリティになるワケでなく、あくまで基盤はヘテロセクシュアル(異性愛者/ストレート)なのだと思います。……ひょっとしたら個人によって、そこらへんの差はあるかも知れませんが

ちなみに「同性愛者だけど、異性との恋愛関係や性的な関係を持つことに抵抗のないこと」を「ゲイフレキシブル」ということもあるそうです。この場合の「ゲイ」は男性同性愛者ってことてばなく「同性愛者全般」を指しているものだと思います。

こういった言葉は実はいっぱいあって、ウチが紹介しているのは本当に氷山の一角というか……中には日本語にうまく言い替えられない言葉やあまり考え方として浸透しないかも知れない言葉もあります。

なんで「ややこしい!」「言葉多すぎ!」と拒絶しそうなときは「こういう言葉があるんだー」とか「なるほど!こういう考え方やセクシュアリティもあるのか!」くらいにとどめてもらえたら幸いです

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