バオバオ


あらすじ

台湾出身で現在ロンドンに住むシンディにはと同性の恋人ジョアン。会社員としてばりばり働くジョアンと画廊で働くシンディは、子どもを持ち家庭を築きたいと望みます。
 
ある日、ジョアンは、取引先の友人、チャールズの恋人で植物学者のティムが研究のためにロンドンにやってきたのを祝してパーティーを開きました。

チャールズとティムも子どもを持ち、家庭を築くことを望んでいたので、4人は妊活する計画をともに考え始めました。

やがてシンディは双子を妊娠し、4人は歓びを爆発させました。ところが、ある日、シンディはさまざまな不安を抱えついに1人、家を飛び出し、生まれ故郷の台湾に帰えるが……。

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映画『バオバオ フツウの家族』より

感想

原題は親愛的卵男日記(英題:BAOBAO)の台湾映画です。

二組の同性カップルが子を持ちたいと願い、家族になろうとするお話です。台湾映画ですが、舞台はイギリスロンドンがメインです。

映画予告編やあらすじを見て「レズビアンカップルとゲイカップルが家族になろうと頑張るお話かな?」と思っていたんですが、どちらかというとメインはレズビアンカップルのジョアンとシンディでゲイカップルのティムとチャールズは物語に大きくかかわってくるものの、あまりスポットは当たっていませんでした。

しかし、同性カップルが切実に子どもを願い葛藤する姿はとても引き込まれるものがありました。

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映画『バオバオ フツウの家族』より

同性カップルが子どもを持つ過程

同性カップルが子どもを持つ過程として、養子縁組、精子提供、体外受精などなど様々にあります。

作中では当初は医療機関を介さずゲイカップルの精子をシンディの胎内にスポイトで入れる方式をとっていました。この手法はよく聞く手法で、他のLGBTQ作品にもみられますが、映像として見たのは初めてかもしれません。

しかし成功率が低いのか、4人ともメンタルがやられ、高額な不妊治療を受け体外受精で子どもを授かろうとします。どちらの手法も映画ではかなりコメディチックというかファンタジーチックに描かれていたので大事なのは子どもを得る過程ではなく、家族になるまでのプロセスに重点を置いている感じでした。

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映画『バオバオ フツウの家族』より

まとめ

この映画が日本で公開された2019年、台湾では同性間の結婚の権利を保証する特別法案が可決されています。台湾でに公開は2018年だったのでその法案はまだ可決されていませんでしたが、台湾で同姓婚を巡る是非の国民投票が話題となっていた中、公開され反響を呼んだそうです。

また役者陣の繊細な演技も注目してほしくて、マタニティブルーに悩まされるシンディを演じたのは、日本とフランスのハーフのエミー・レイズで、本作で初めて本格的な演技に初挑戦で繊細な役どころを演じています。

男性カップルのうちのひとりチャールズには、台湾で活躍する日本人の蔭山征彦が演じており、優しい中にある情熱的な演技が魅力的です。

▼映画『バオバオ フツウの家族』予告編▼

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