レビューサムネ2109
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これが私の人生設計(イタリア映画/ゲイ/男女差別)

これが私の人生設計
【ストーリー】
建築家として世界各国で華々しいキャリアを積んできたセレーナは、ふと自分を見つめ直し「新たなステップ」を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。
しかし、イタリアの建築業界は男性中心の社会で、ろくな仕事にも就けず貯金も底をつく。
しかたなくレストランでウエイトレスとして働き出すと、超イケメンのオーナー、フランチェスコが何かと優しくて、ついつい彼に恋してしまう。
しかし、クラブで男たちに囲まれて超絶に踊り狂うフランチェスコを見て“ゲイ"だと気付き、あえなく失恋。
結局、2人は恋愛ではなく友情で結ばれるのだった。そんな時、公営住宅のリフォーム建築案の公募を知ったセレーナは、絶対合格する為に男性になりすましてエントリーするが・・・。

【おすすめポイント】
イタリア発のコメディ映画で男女差別やゲイ問題を軽やかに描いています。

男女差別やゲイ問題という本来は重々しくなりがちな問題を軽やかに、そして元気に描いていることが魅力的です。

セレーナが差別主義のワンマン社長にガツンの言い返すところはとてもスカッとしましたし、同時に元気を貰えます!まさに頑張るあなたに応援ムービーといった感じです!

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▼映画『これが私の人生設計』予告編▼


おとなの事情(イタリア映画/ゲイ)

大人の事情
【ストーリー】
ある月食の晩。エヴァとロッコ夫妻が友人達を夕食に招待した。
集まったのは幼馴染の親友である2組の夫婦と1人の男、全員で7人。美味しい食事にお酒も入り話が弾むが、ふとエヴァが提案する。
「私達本当に親友かしら?お互いが信用できるなら携帯電話を見せ合わない?」
スマホの着信やメールを、本人の代わりに妻や親友がチェックするという、前代未聞の危険なゲームが始まった!
人の不幸は蜜の味とばかりにそれぞれの秘密を笑っていると、いつしか手に汗握るサスペンスフルな展開に。
スマホに隠された〝極秘の真実"が明らかになった時、夫婦、親友の絆は一体どうなるのか―?

【おすすめポイント】
こちらもイタリア発のコメディ映画!こちらは世界各国でリメイクされ、日本でも東山紀之さんらをキャストに迎え映画化されています。

スマホからどんどん秘密が暴かれていくという恐怖と登場人物の掛け合いを楽しめる作品になっていますが、何気に考えさせられる場面もたくさんあります。

ただ元気をもらえるのとは違って、ちゃんと課題を突き付ける映画にもなっています。

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▼映画『おとなの事情』予告編▼


フィリップ、きみを愛してる(アメリカ・フランス映画/ゲイ/ノンフィクション)

フィリップ
【ストーリー】
大事故で命を失いかけたIQ169のスティーブンは詐欺師として暮らし始めるが、保険金詐欺で投獄された刑務所で、心優しいフィリップに運命の一目惚れ!!この出会いが再び彼の人生を変えていく――。
フィリップを幸せにしたい一心で、詐欺を繰り返し、念願の2人きりハッピーセレブ生活に突入するが、それもつかの間、再び投獄され、2人は離ればなれに。
でも、どうしても“愛してる!"と伝えたい!!嘘にまみれた天才詐欺師スティーブンが思いついた、一世一代の大勝負とは――。
果たして彼の唯一本当の想いはフィリップに届くのか!? 2人の恋の結末は?!

【おすすめポイント】
洋画から13日の金曜日に脱獄するスティーブン・ラッセルをモデルにした作品で、確かに彼の生きざまはコメディ映画さながらです。

愛する人のために脱獄し騙し嘘を繰り返し……というなんとも犯罪的なラブコメディなことか…。

スティーブンのそんな馬鹿なと思えるような、実際にあった脱走劇や、鮮やかな詐欺の手口はとても感心させられますが、それもすべて一人の男のためだと思うとラブコメディとして成立しますね。

ちなみにそのスティーブンの愛した男フィリップさんはもちろん実在しており、作中のちょい役で出演してます。

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▼映画『フィリップ、きみを愛してる』予告編▼


メルシィ!人生(フランス映画/ゲイ)

メルシィ
【ストーリー】
コンドーム会社に勤める、いたってまじめなだけが取り柄の冴えない中年男性ピニョン氏。
妻子にも見捨てられた彼に追い討ちをかけるように、ある日、20年勤めた会社からクビになることを聞かされる。
思いあまって自宅から身投げをしようとしたところを隣の部屋の老人に助けられる。事情を聞いた老人は、クビにならない方法をピニョン氏に伝授する。翌日、会社宛に男と情熱的に抱き合うピニョン氏の写真が送られてくる。
これを見た経営陣はゲイ差別との糾弾を怖れてピニョン氏の解雇を撤回する。
ピニョン氏の思惑は見事に成功したわけだが、当然周囲の見る目はすっかり変わり…。

【おすすめポイント】
フランス映画からはさえない男がクビを免れるためにゲイだと偽るサクセスコメディ。
同性愛への差別意識を逆手にとったフランス映画。まずゲイのふりをすることでゲイを理由に解雇は差別的だLGBTQ団体からクレームが来るから解雇取り消しになるという発想が面白いですよね。
そして彼がゲイのふりをすることで、周りが変化をしていきます。ある人は「前からそう思ってた」と言い、ある人は差別は良くないから仲良くしなきゃと言い、ある人はゲイがふりであること見抜き……そういった発展がとにかく面白いです。
そしてただただ冴えない面白みもない男ピニョンがゲイのふりをすることで自信をつけていく様も見所です。

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【ゲイだと偽れ】メルシィ!人生【映画】

▼映画『メルシィ!人生』予告編▼


にがくてあまい(日本映画/ゲイ/ラブコメディ)

にがくてあまい
【ストーリー】
容姿端麗で野菜嫌いなキャリアウーマン・江田マキは、ある日イケメンの男子校美術教師・片山渚と出会い一方的に恋に落ちる。
新しい出会いと同居相手を探していたマキは、渚の家にころがり込むことに。しかし、渚はなんとゲイのベジタリアンだった!
それでも、渚の作る野菜たっぷりの料理に癒されていくマキ。
マキが野菜嫌いの原因となった父親・豊との確執。家族との過去を乗り越えられず苦しんでいる渚。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが"大切な人"に変わっていく…。

【おすすめポイント】
日本映画からはオーガニック・ラブコメディと言われた『にがくてあまい』。
ラブコメディと言ってもマキから渚への一方的な矢印はあるもののメインの男女に恋愛関係がないことも特徴で、基本は【食】を通じてのヒューマンコメディという感じ。

物語全体に【苦手なものの先に可能性がある】といったテーマ性だと思います。そういった未来に向かった明るいコメディは観ていて楽しいですね!

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【オーガニック・ラブコメディ】にがくてあまい【邦画】

▼映画『にがくてあまい』予告編▼


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いかがでしょうか。実はまだまだLGBTQ映画✕コメディって少なくて、あってもゲイやトランスジェンダーが多く、レズビアンコメディは少ない印象です。これからなのかもしれませんけどね。
コメディ映画って見てるだけで勇気を貰えたり、元気になったりと前向きになれることも多く、楽しいですよね!
これからもそんな映画増えるといいなぁと思います!

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