虹色ジャーニー


内容紹介

生まれた時は可愛い女の子だった。
 
しかし、自分は世の中の人達と少しだけ異なることに気づいていく。どんどん社会から押し付けられるジェンダー別に分かれた生活。女性という体への違和感。
 
トランスジェンダーである「僕」が本当の自分を取り戻すために生きてきた物語。多様な性があっていいことを世の中に知ってもらうために著者の「旅」は続きます。
 

感想

トランスジェンダーである浅沼智也さんによるエッセイです。
 
幼少期から性別違和や初恋や借金地獄などを経て、現在までの壮絶な物語を本当に赤裸々に……こんなことまで書く?って思っちゃうくらい赤裸々に書いています。
 
本当に浅沼さんのこれまでを描いているため、ひとつひとつの章がかなり短く、コンパクトにまとめらているのも特徴で、トランス男性あるある的な内容ももちろん、それ以外の波乱万丈な半生を覗き見ることができます。
 
そして、とても勢いのある文章に、一生懸命に生き抜いてきた生命力のある感じも魅力的で、読む人を勇気づけられますエッセイとなっているかと思います。
 
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