あらすじ
彼氏が出来たことがない長和あおいは、友人に流されて出会えるバーに繰り出す。恋愛感情がない「アロマンティック」で、他人に性的欲求を抱かない「アセクシャル」の奏に出会うのだが…!?
漫画『わたしのアスチルベ』より
▼アロマンティックとアセクシュアルについてはこちら▼
※私のブログではＡセクシュアルと表記していますが、作品の表記に則りこの記事では「アセクシュアル」とさせていただきます。
感想
『わたしのアスチルベ』はあむぱかさんによる読み切り作品で、現在ジャンププラスというサイトで無料で読めます。人を恋愛対象として見れないあおいがバーで出会ったアロマンティックでアセクシュアルの奏に出会うことで、そういったセクシュアリティがあり、自分もそうなのだと気づきます。
そこから男性に対しても女性に対しても恋愛を意識しないでいいと知ると気が楽になり、人間関係も良好になっていくあおいですが、そんなあおいの変化に好意を寄せる人も出てきて……というお話。
漫画『わたしのアスチルベ』より
かなりアセクシュアルとアロマンティックについて真摯に向き合って書いており、読み切り89ページに物語が凝縮しています。この作品で、アセクシュアルとはどんなセクシュアリティか、アロマンティックとはどんなものかと知れるきっかけになると思います。
そしてあおいにアロマンティックとアセクシュアルというセクシュアリティを教え、さらに自身もアロマンティックアセクシュアルという奏もまた、この物語の主人公で、ラストは少しほろ苦く、でも幸せな結末ですが、この作品を通して、アロマンティックアセクシュアルの苦悩も伝わるのかなと感じました。
2022年現在『ジャンププラス』というサイトで読めますので、ぜひ！
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