選択のトキ


あらすじ

「さみしいなら、トキを選べばいいって思ったんだよ」
光晴が高二の夏休みに出会ったのは、性別を持たない宇宙人・トキ。なりたい性を選べるトキは、光晴の決めた方になるという。選択を託された光晴が、本当に望むのは? 二人の青春が始まる──。
 
選択のトキ01
漫画『選択のトキ』より

感想

『選択のトキ』は群千キリによる漫画で全3巻。光晴(ミツ)は夏休みに性別を持たない宇宙人・トキと出会い、交流していくファンタジー作品です。
 
ミツは昔からの幼馴染である源太とめぐみが付き合いだしてから、疎外感を覚えつつも交流してたが、ふたりから邪険にされていたと気づき、ふと気づけば自分は孤独だった分かる。そこに現れた宇宙人のトキは性別の決定権をミツに委ねるということに。その選択は「男を選び男友達」か「女を選び彼女」かという究極の選択。
 
ミツは男と女、どちらを選ぶのか、トキはどうしてミツに性別の決定権を委ねるのかと言う、性別決定と言うどきどきファンタジーですね。無性から性別が分かる『性別「モナリザ」の君へ』などがありますが、これは性別を他者(主人公)に委ね、しかも「男友達か恋人」という二択でかなり異質な内容だと思います。
 
選択のトキ02
漫画『選択のトキ』より

異星人交流と性別決定権

性別を選択できるというキャッチ―な内容に比べて、内容はジェンダーやセクシュアリティ云々とはまったく無縁で、ぼっちの主人公ミツがどうやって宇宙人トキや他の人と交流を持つかと言うぼっち解消ストーリーといった感じです。
 
また割と序盤から設定的に性別の決定権が決まっていて、「ミツとトキはどっちを選ぶんだ?」というドキドキはほぼありません。なので、あくまでの高校生の短い宇宙人との交流を描いた成長物語と言った方が近いもしれません。
 
ただラストは、トキはどうしてミツに性別の決定権を委ねたのか、トキはどうしてその性別を選んだのかを知れるので必見です。
 
選択のトキ03
漫画『選択のトキ』より

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