俺の嫁ちゃん、元男子。【LGBTQ 4コマブログ】 : 【好きな人と付き合うために性別を変えて転生】神様のえこひいき【LGBTQ漫画／ドラマ】

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あらすじ
登場人物紹介＆キャスト
転生TSファンタジー
女性に生まれ変わっても中身は男性
まとめ

あらすじ

「お前を特別に生き返らせてやろうと思うのだ全くの別個体としてお前の望む姿でな」
　　

自分の覚悟を試すため、神社に百度参りをする弥白。その覚悟とは男友達(!)ケンタへの告白でした。あえなく振られるのだけど、その直後、車にひかれて死んでしまうのです。そこに現れたのが暇を持て余した神様。望む姿で生き返らせてやるという神様に向かって弥白は、ケンタの恋愛対象である「女子」に生まれ変わりたいと願い…。恋は性別も常識も超える!? 物語スタート!

漫画『神様のえこひいき』より

登場人物紹介＆キャスト

ドラマ『神様のえこひいき』より

　
※演者は2022年放送のドラマ版によるもの
　
天野弥白(演：藤原大祐)

同性の親友・ケンタに恋をしてしまう男子高校生。ケンタへ告白した直後、その想いが叶わぬまま交通事故にあう。神様のえこひいきでケンタ好みの女子・天堂神楽に生まれ変わり、恋愛成就を目指すが、性自認は男であるため、女らしくするのが苦手。

天堂神楽(演：桜田ひより)

弥白の生まれ変わりの姿。中身が弥白のため、女子としての振る舞いがわからず、自分のことを「オレ」と呼ぶ不思議キャラで人気者に。神楽自身は「他の人生を生きたい」と願い、神様のえこひいきで弥白へ生まれ変わる。

七原ケンタ(演：窪塚愛流)

弥白の親友。女子の扱いがうまいモテ男。弥白とは最強の親友同士だと思っていたが、まさかの弥白からの告白に戸惑う。

鳥居鈴(演：新井舞良)

ケンタの元カノ。ポジティブで男前な超肉食系女子。弥白が生まれ変わった神楽に興味を持ち親友になるが、中身弥白の神楽に恋をするようになる。

神様(演：古川雄輝)

寂れた神社で日々、暇を持て余している神様。ケンタへの気持ちを確かめるためにお百度参りしていた弥白に興味を持ち、生まれ変わりのチャンスを与える。気まぐれで神出鬼没。
　
右近
神様に使える狐。お腐れで同人活動もしている。BL展開な弥白とケンタを応援している。

▼ドラマ『神様のえこひいき』予告▼

転生TSファンタジー

『神様のえこひいき』は小村あゆみにより漫画で2022年にはドラマ版が放送される。弥白は同性の親友ケンタに告白したがその勢いで死んでしまった。その直前まで寂れた神社で百度参りをしていたこともあって、そこの神様のえこひいきにより、今度はケンタと付き合えるようにとそれを望み、ケンタの好みの女性に転生する、ある意味TSファンタジー作品です。
　
基本的には神楽として転生した弥白が、ケンタと付き合うためにあれやこれやする物語ですが、どうしても女の子らしく振る舞えない弥白やそれに巻き込まれるケンタと鈴、そしてそれを賑やかす神様と右近といったコメディ色強めのラブコメですね。
　
読んでいる段階で「あぁ結末はこういう感じ落ち着くんだろうな」と想像できるような造りにもなっていますが、意外な真実もあってなかなかに楽しませてくれる作品です。
　

漫画『神様のえこひいき』より

女性に生まれ変わっても中身は男性

こういったTSファンタジー作品だと男性から女性に性転換したキャラクターは最初こそ性別の違いに戸惑うものの徐々に馴染んでいくことが多いですが、この作品では女らしくすることは早々に諦め、一人称は「オレ」、服装も制服以外はボーイッシュ、最終的に髪も切ってしまうという、女性に性転換した恩恵はどこへやらと、極力生前の生活スタイルを貫くのも特徴です。
　
というも、最初こそは女性らしくしようとした弥白ですが、性自認が男だったためかなかなか馴染めず、さらには例えケンタと付き合えたとしても、それは自分(弥白)ではなく、女である神楽なのだと思ったたまらなく虚しく感じたからでした。
　
最終的には、そういったボーイッシュな女の子として周囲にも馴染むのですが、女子視点から見たケンタのカッコよさにも惚れ惚れする弥白はとても可愛らしかったです。
　

漫画『神様のえこひいき』より

まとめ

好きな子に好かれるために性別を変えて生まれ変わった弥白の恋はどうなるのか、それにケンタはどう答えるのか。メインの見どころはそこなのですが、神様はどうして気まぐれにもえこひいきをしたのかというのがラストに語られます。それ知って1話から読んでみるとまた違った印象を受けるでしょう。
　
いろんな想いがあっちこっちに行きますが、やっぱり主人公・弥白の恋を応援したくなります。作者さんは「性癖の地雷原」と表現していて、一番大事なこととして「好きになった人が自分を好きなってくれるか」とも言っていて、まさにそれがこの作品の神髄だなと感じました。
　