今回ご紹介するレインボー作品は【LGBT以外】のキャラクターがメインの作品!どうしてもLGBTをテーマににしていると、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーがテーマの作品が増えてしまいますよね。セクシュアリティやジェンダーは決してLGBTだけじゃないはずなのに、どうしてもLGBTに比べるとマイノリティになりがちですが、 それらをテーマにしてる作品もあるので、それを5つ!紹介していきたいと思います!
【ノンセクシュアル】初恋、カタルシス。【BL漫画】
最初にご紹介するのはBL漫画『初恋、カタルシス。』です。こちらの作品は恋愛指向はあるが性的欲求はないセクシュアリティであるノンセクシュアルを自認している一騎とその恋人・唐木田のラブロマンスです。好きな人とは性的な繋がりを持ちたい唐木田と好きであっても性的欲求に結びつかない一騎というカップルにとってはかなりヘビーな設定ではありますが、お互いのことを思って相手に気持ちに応えようとしたりする2人の姿がどことなくいじらしくて可愛いです。
【クエスチョニング】世田谷シンクロニシティ【BL漫画】
お次に紹介するのはBL漫画『世田谷シンクロニシティ』。こちらの主人公は「恋をするのは女の子なのに、男にしか欲情できない」としていて、同室の男・深町に欲情してしまうことから始まるラブロマンス。恋愛対象と性的対象が違うということで、自分が「フツウ」はないことに悩みつつも、同室の男・深町と自分のアイデンティティを考えます。ちなみに作中では主人公の隆史のセクシュアリティは明言されていませんが、作者さんによると、迷っている段階のセクシュアリティ【クエスチョニング】としています。
【Xジェンダー】ぼくは性別モラトリアム【コミックエッセイ】
お次はからはちはじめさんによるコミックエッセイ『ぼくは性別モラトリアム』。「性別って悩むこと」といったことにスポットをあてた作品はなかったので、それだけでも十分読みごたえのある作品です。コミックエッセイなので当事者の声を伝えやすい手法のひとつなので、いろいろ知るきっかけにんらる書籍だと思います。当事者には共感を、非当事者には発見を得られる作品です。
【Xジェンダー】不可解なぼくのすべてを【漫画】

続いて紹介するのは漫画『不可解なぼくのすべてを』です。男の娘でXジェンダーと言っているもぐもちゃんを主人公にさまざまLGBTQをテーマにしており、可愛らしい絵柄とは対照的にかなり挑戦的な内容になっています。青春群像劇というだけあって、主人公だけでなく他のキャラクターのセクシュアリティも取り上げているので、全5巻どこも読み応えたっぷりです!
【アロマンティック】わたしのアスチルベ【漫画】
【あらすじ】彼氏が出来たことがない長和あおいは、友人に流されて出会えるバーに繰り出す。恋愛感情がない「アロマンティック」で、他人に性的欲求を抱かない「アセクシャル」の奏に出会うのだが…!?
最後にご紹介するのは読み切り漫画『わたしのアスチルベ』。89ページとこれまで紹介した作品と比べて短い作品ではありますが、その89ページにアロマンティック・アセクシュアルの苦悩についてしっかり描かれています。ラストは少しほろ苦く、でも幸せな結末ですが、この作品を通して、アロマンティックアセクシュアルの苦悩も伝わるのかなと感じました。2022年現在『ジャンププラス』というサイトで読めますので、ぜひ!