今回は『サブキャラクターがLGBTQ 第2弾』!ということで親友が、好きになった人が、敵が、味方が、とにかく主人公ではない、サブキャラクターがLGBTQな作品を5つご紹介します!LGBTQなキャラクターがどういったキャラクターなのかを注目して見てもらえると嬉しいです!
【仲間にトランス女性】パラダイス・キス【邦画/漫画/アニメ】
【あらすじ】
最初に紹介するのは『Paradise Kiss』は、矢沢あいさんの漫画でこれを原作として紫役に北川景子さん、ジョージ役に向井理さんを起用して実写映画化もさました。メインは紫が自分の可能性を信じて夢を持つ前向きなお話です。作中に紫やジョージの仲間として普段から女装をしているイザベラというキャラクターが登場します。彼女はファッションとして女装を楽しんでいるのではなく、自身の性別に違和感を緩和する故に女装をしているというキャラクターで、彼女なりのファッションや性別の向き合い方はとても勇気づけられます。実写映画版ではイザベラは五十嵐隼人さんが演じました。
【息子がたぶんゲイ】うちの息子はたぶんゲイ【漫画】
だそのことについて息子とは話してないけど、私が思ってることはこれに尽きる。「うちの息子はたぶんゲイで、素直でとってもかわいいのだ。」お母さんと息子、愛情たっぷりの家族の物語です。
次に紹介するのはおくささんによる『うちの息子はたぶんゲイ』という漫画です。タイトルの通り息子さんがたぶんゲイで、それを暖かく見守る母親視点のお話。母親の目線になって、息子の恋路にハラハラしたりドキドキしたり、応援したりと陰ながら見守ることができる暖かい作品で、母親の寛容さに驚かされますが、単行本では母親なりの葛藤を描かれたりと……当事者ではなくその親目線というのはいろいろ勉強にも作品です!
【好きになった人がゲイ】にがくてあまい【邦画/漫画】
お次に紹介するのは少女漫画原作の実写映画作品『にがくてあまい』です!こちらの作品は「食」をテーマにしつつ【好きになった人がゲイ】というラブコメディも兼ねている作品です。マキと渚の友情にも近い関係性と美味しそうな料理たちにとても心が豊かになる作品です!
【敵が味方がLGBTQ】美少女戦士セーラームーン【漫画/アニメ】
東京の十番中学校に通う主人公・月野うさぎは、泣き虫でおっちょこちょいだけど底抜けに明るい中学2年生。ある日、人間の言葉を喋る不思議な黒猫・ルナと出会ったうさぎは、愛と正義のセーラー服美少女戦士・セーラームーンに変身し、街の人々のエナジーを奪う「ダーク・キングダム」の妖魔と戦うことになる。
『美少女戦士セーラームーン』は、武内直子さんによる少女漫画で、アニメやミュージカル、実写など数々のメディアミックス作品があります。連載期間は1992年から1997年まで、アニメもほぼ同時期で放送され、その後もリメイク版が2014年から放送されています。
そんなセーラームーン、仲間には同性カップルと思わせるような関係性の天王はるか(セーラーウラヌス)と海王みちる(セーラーネプチューン)、そんな天王はるかは原作漫画ではその性別をもっと複雑に描かれています。他にもアニメ(無印)では敵キャラクターのダークキングダム四天王の2人クンツァイトとゾイサイトは明確に恋仲とされていたり、性別が変わるキャラクターやオトコの娘などLGBTQには収まらない多様なキャラクターがたくさん出てきます。
【親友がゲイ】ベスト・フレンズ・ウェデング【アメリカ映画】
【あらすじ】
料理評論家のジュリアンは、ある日、元ボーイフレンドのマイケルからの電話を受ける。二人は一時期交際し、別れてからも親友として付き合っており、しかも28歳まで二人とも独身だったら結婚しようと約束していた仲であった。しかしマイケルは今週末に結婚するという。しかも、相手は20歳の女子大生で、父親は富豪だという。未だにマイケルを愛していたという自分の気持ちにやっと気付いたジュリアンは慌て、マイケルの元に飛び、結婚式までの数日間、あの手この手で阻止しようとする。
最後の作品はこちら!『ベスト・フレンズ・ウェデング』です!こちらの映画は1997年にアメリカラブコメディ映画で主演はジュリア・ロバーツ、共演にキャメロン・ディアス。2016年には中国でリメイクもされました。ジュリア・ロバーツが演じるジュリアンが元恋人の結婚を破談にさせたいがためにあの手この手を使うラブコメディで、そのジュリアンのわがままに振り回される親友がゲイと言うお話。
まぁその親友のゲイ・ジョーンがジュリアンのわがままに振り回される様は、見ていてちょっと可哀相なほど。こちらの作品は1997年の作品ですが、最近ではこういったゲイやオネエ…いわゆるオカマキャラを都合のいいような(雑に扱っても問題ないような)キャラクター作りは避けられる傾向にありますね。
いかがでしたでしょうか。今回は『サブキャラがLGBTQ第2弾』として5作品紹介しました!よくある都合のいいキャラクターや謎の強キャラとしてオネエキャラをあてがったりすることもあれば、そのキャラクターのサイドストーリーやバックボーンなどをしっかり描く作品も多く、メインではないもののしっかりとそのキャラクターを楽しめることができます!