リードとアウティングの違い
リードとアウティングってどっちも元の性別がバレることだけど、違いが分からない。

確かにどちらも「元の性別がバレること」ですが、厳密にはまったく違います。分かりやすく言うとリードは「バレること」、アウティングは「バラされること」ですかね。

リードはその言葉通り「read(読み取る)」から来ているので、元の性別を読み取られる、つまりバレることを指します。なので読み取られる行為ではない、例えば(素っ裸を見たなどの)明らかな身体的性差でバレしまった場合や身分証明書などの性別欄でバレてしまった場合には、人によりけりですが、あまり使わない気がします。

次にアウティングですがアウティングは全体的にバラし行為のことを指します。直接言うのもアウティング、意図的に臭わせるのもアウティング、バラすぞと脅すのもアウティング、ネットとかに書くのもアウティング、悪意がなくてもアウティング。そしてアウティングは「元の性別がバレること」だけでなく、ゲイやレズビアン、バイセクシュアルなどの性的指向に対するバラし行為もアウティングと呼ばれます。
 
ゲイの友人に「リードに変わる言葉はあるの?」って聞いたら「ゲイバレかな?ニュアンスは違うけど」と、同じ質問をAセクくんにしたら「リードに変わる言葉もないと思うし、アウティングもあまり実感ない」と言われたました。でも確かに知らない人からするとリードもアウティングも「元の性別がバレること」なのは共通しているので、少し分かりにくかったかもですね。
 
こうして考えると似たような意味だけどで実は違う意味って言葉って結構ありそうですよね…そういうのもちゃんと解説できたらいいんですけどね。

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