今回は2017年公開の映画を5作品紹介します!
【降り注ぐ偏見に立ち向かう】ナチュラルウーマン【トランスジェンダー/チリ映画】
【あらすじ】
チリ発セバスティアン・レリオ監督によるトランスジェンダーの女性を主人公にした映画です。トランスジェンダーに対してのヘイトクライムは妙にリアルで痛々しく、それ以上にその強さに勇気づけられる作品です。
【偏見とエイズに立ち向かう】BPM ビート・パー・ミニット【LGBTQフランス映画】
90年代初頭のパリを舞台に、HIV/エイズに対する偏見と差別と闘った若者たちを描く『BPM ビート・パー・ミニット』です。1990年頃に実際にあったHIVの権利保護団体「ACT UP PARIS」の活動と、そこに所属するメンバーの話で、まるでドキュメンタリーのような映画で彼らが一生懸命生きるための鼓動を感じる作品です。
【羊飼いのラブストーリー】ゴッズ・オウン・カントリー【イギリス映画/ゲイ/ラブロマンス】
物語は孤独でやりがいのない牧場で働く羊飼いがルーマニア人移民労働者によって人生が変えられるというシンプルなお話。一番の見どころはゲオルグにあてられて徐々に変わっていくジョニーの表情だと思います。
【美しくも儚いひと夏の恋】君の名前で僕を呼んで【LGBTQ映画/ゲイ/ラブロマンス】
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく…。
17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。男女を問わず、世代を問わず、たとえ今は忘れてしまっていても、誰もが胸の中にある柔らかな場所を思い出すような、まばゆい傑作。
【生田斗真さんがトランス女性役で話題に!】彼らが本気で編むときは、LGBTQ邦画/トランスジェンダー】
生田斗真さんがトランスジェンダーの女性役を熱演したとして話題の『彼らが本気で編むときは、』。優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ。桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。