レビューまとめ2211

ある事件が起きるとLGBTQだから犯罪を犯したんだと言われたり、LGBTQ故に事件に巻き込まれたりっていうのは数多くあります。そこで!今回は実在する犯罪者や実際に起こった事件を基にした映画作品をご紹介します!犯罪を事件をテーマにしているので全体的に重ためな作品が多いの注意です。



【シリアルキラー・アイリーン】モンスター【米映画/レズビアン】

モンスター02
映画『モンスター』より
▼映画『モンスター』予告編▼
【あらすじ】
1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果てたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たして死のうと決め、飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。

まず紹介する作品は『モンスター(2003)』。実在した元娼婦で殺人犯のアイリーン・ウォーノスとその恋人セルビーとの関係性を色濃く描いていて、アイリーンの歪んだ愛情や思考による衝動的犯罪を禍々しく表現されています。アイリーン役を演じたシャーリーズ・セロンはそれまでステレオタイプな美人女性役が多かったのに対して、本作では体重を増やし眉毛を抜き挑んだ狂気に満ちたシリアルキラーを演じてます。

▼関連記事▼

【連続殺人犯カルロス・ロブレド・プッチ】永遠に僕のもの【映画/同性愛】

永遠に僕のもの01
映画『永遠に僕のもの』より
映画『永遠に僕のもの』より
【あらすじ】
ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた唇、磁器のように滑らかな白い肌。神様が愛をこめて創ったとしか思えない美しすぎる17歳の少年、カルリートス。彼は欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするように、ダンスを踊るように、ナチュラルに優雅に。

お次に紹介するのは『永遠に僕のもの(2019)』。アルゼンチンに実在した連続殺人犯のカルロス・ロブレド・プッチの実話を基にした作品です。モデルとなってるカルロス・ロブレド・プッチはわずか1年の間に11件の殺人、17件の強盗、強姦や強制わいせつ罪、誘拐、盗難などの罪を犯して終身刑の宣告を受けた人物で、犯罪歴を見ると極悪人だけどもその容姿は、小柄で童顔、巻き毛の長い髪の中性的な容姿のため、警官の一人は彼を「青年版のマリリンモンロー」と表現したと言われています。

▼関連記事▼

【ヘイトクライムの悲しき被害者】ボーイズ・ドント・クライ【映画/トランス男性・性同一性障害】

ボーイズドントクライ001
映画『ボーイズ・ドント・クライ』より
▼『ボーイズ・ドント・クライ』トレーラー▼
【あらすじ】
アメリカ、ネブラスカ州。無邪気な笑顔で女心をくすぐる美少年のブランドンは刑務所帰りの二人の男と知り合い、仲間として受け入れられていく。恋人もでき、万事順調と思った矢先、昔の事件がもとで彼の秘密が暴かれてしまう。本当は「女」であるという事実──。人々の態度は残酷なまでに豹変、そして惨劇は起こった……。

犯罪者が主人公の作品が続いたので…次に紹介のするは『ボーイズ・ドント・クライ(1999)』。こちらはトランス男性がヘイトクライムの被害に合った痛ましい事件を基にした作品で、1993年当時は性同一性障害などに不寛容で差別的な側面が強かったのです。その後この事件をきっかけにヘイトクライム禁止法制定の機運が高まることとなります。


【同級生が同級生を撃った「ラリー・キング事件」】最初で最後のキス【映画/同性愛】

最初で最後のキス001
映画『最初で最後のキス』より
▼映画『最初で最後のキス』予告編▼
【あらすじ】
イタリア北部の典型的な地方都市ウーディネ。個性的なロレンツォは、理解のある愛情深い里親に引き取られトリノからこの町へやってきた。初登校の日、瞬く間に”オカマ”呼ばわりされ学校で早速浮いた存在となる。そんなロレンツォが友情を育んでいったのは、ある噂から”尻軽女”と罵られている少女ブルーと、バスケは上手いが”トロい”と馬鹿にされているアントニオだった。

次に紹介するのは『最初で最後のキス(2016)』。こちらの作品はアメリカで起こった「ラリー・キング事件」を基にしています。「ラリー・キング事件」はザックリ言うと、ゲイの少年ラリー・キングにブランドン・マキナニーが後頭部を背後から2発、銃で撃ち死亡させた事件で、当時ラリーは15歳、ブランドンは14歳でした。この映画はこの事件を基にイタリアアレンジした作品です。


【少女たちが起こした事件】乙女の祈り【映画/レズビアン】

乙女の祈り03
映画『乙女の祈り』より
▼Heavenly Creatures (1994) Official Trailer - Kate Winslet, Peter Jackson Horror Movie HD▼
【あらすじ】
1952年、ニュージーランド、クライストチャーチ。女子高生のポウリーンのクラスに、イギリスからの転校生ジュリエット・ヒュームがやってきた。その美しい容姿もさるものだが、学校の先生のちょっとしたミスを指摘してしまうほどの秀才。絵画の授業中も自分の意見を臆する事なく教師に言ってしまうジュリエットに、ポウリーンは一瞬で魅了された。

最後に紹介するのは『乙女の祈り(1994)』。作品構成は1954年にニュージーランドのクライストチャーチで実際に起きた殺人事件を題材にしていて、映画は事件の視点よりも、二人の女子高校生の視点から描かれており、多感な少女たちの不安定な内面を幻想的に描いています。またジュリエットのモデルになったのはミステリー作家のアン・ペリーです。

▼関連記事▼

いかがでしたでしょうか。今回は実在した犯罪者や事件を基にした作品をご紹介しました。そういったテーマで取り上げているのでどうしても、重い作品や悲しい作品ばかりになってしまいました……。
『ボーイズ・ドント・クライ』ではLGBTQであることを理由に犯罪に巻き込まれ、『永遠に僕のもの』では同性愛が犯罪を引き起こしてると言われ、『乙女の祈り』では同性愛を否定されて起こった事件だったりと作品によってLGBTQの描かれ方も様々で面白いですね。


▼前回のLGBTQおすすめLGBTQ作品5選▼

バナー009

Twitterよめだん