BL作品は漫画や小説が多いですが、それらをアニメ化した作品や実写化した作品も多いです!というわけで今回は実写映画化したBL作品を厳選して5つ紹介します!
【臆病な女装男子との不器用な恋】宇田川町で待っててよ。【LGBTQ映画/漫画/BL】
「どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない」純粋かつ扇情的な、女装男子との恋渋谷区宇田川町。人通り多い街中で、同級生・八代(やしろ)の女装姿を目撃してしまった百瀬(ももせ)は、その日から毎日、「あのこ」のことを考えてしまう。一方、そんな百瀬の様子に戸惑いつつも、熱の籠もった目線をそらせない八代は渡された女子高の制服に袖を通し、彼の前に立つが---。臆病な女装男子と、一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー。
まず最初に紹介するのは『宇田川町で待っててよ。』原作は秀吉子さんによる同名BL漫画です。異性装する男の子とそんな男の子に惹かれるBL作品です。女装系のお話と言うとクオリティの高いいわゆる【男の娘】というのを想像しがちですが、こちらの作品はほどよく男性っぽさが残っていて、それが個人的にはリアリティがあってマストポイントです。
【暖かい気持ちになれる】ひだまりが聴こえる【LGBTQ映画/漫画/BL】
いつしか太一との距離が近づくようになるが、それでも学校での陰口や嫌がらせで卑屈になる航平に対し太一が「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ! 」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われるのだった。
続きましては『ひだまりが聴こえる』文乃ゆきによるBL漫画を実写映画化したものです。BL作品というよりはヒューマンドラマに近いと思います。難聴(全く聞こえないわけではない)の航平と声がよく通る太一の物語ですが、映画の範囲では恋愛要素は添え物っていうくらいわずかです。
基本は難聴であることで誤解を受けがちな航平が太一と出会うことで閉じこもってた殻を破るストーリーで、難聴という重たくなりがちなテーマではありますが、タイトルの『ひだまり』とあるように温かさを感じる作品です。
【癒される物語】リスタートはただいまのあとで【LGBTQ/BL映画】

お次に『リスタートはただいまのあとで』ココミによる同名BLコミックを、古川雄輝と竜星涼のダブル主演で実写映画化した作品です。長野県千曲市と上田市を背景に、都会の生活に疲れ果てて10年ぶりに故郷に帰った光臣が手伝いに行った農園で心優しいおっとり男子に惹かれていく様を描いています。実写映画では描かれなかったその後が原作に描かれているので原作もおすすめです!!
【苦しくて、幸せ】窮鼠はチーズの夢を見る【LGBTQ映画/BL】
学生時代から「自分を好きなってくれる女性」ばかりと受け身の恋愛を繰り返してきた、大伴恭一。ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、ふたりは一緒に暮らすことに。ただひたすらにまっすぐな想いに、恭一も少しずつ心を開いていき…。しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わり始めてゆく。
『窮鼠はチーズの夢を見る』水城せとなのBL漫画で2020年に大倉忠義と成田凌で実写映画化されました。漫画原作を実写映画化しているのですが、原作『窮鼠はチーズの夢を見る』とその続巻『俎板の鯉は二度跳ねる』の2冊をギュギュっと1本の映画にしているので、原作のエピソードがごっそりなかったり、追加シーンが描かれたりと、原作の良さと映画の良さがそれぞれに確立している印象です。
【本格ミステリーの心霊探偵バディ!】さんかく窓の外側は夜【LGBTQ映画/ブロマンス】
書店で働く三角康介は、一見普通の青年だが、霊が見える特異体質に幼いころから悩まされていた。ある日、書店にやってきた除霊師・冷川理人にその素質を見出され、勧誘されて彼の助手となる。様々な依頼を受けて除霊業務を行う中、2人は刑事の半澤より、1年前に起きた連続殺人事件の話を持ち掛けられ、その謎を追うことになる。
最後はちょっと変わり種!『さんかく窓の外側は夜』はヤマシタトモコによる漫画作品でBL原作…というわけではないのですが、BL要素があるブロマンスといった感じです。BL原作だとどうしても恋愛事がメインになってしまいますが、この作品はラブロマンスよりもホラーがメインといった感じ。実写は岡田将生、志尊淳、平手友梨奈と豪華役者陣勢ぞろいで、複雑な内容を上手くまとめている印象です。また映画公開の2021年と同年にテレビアニメ化もされています。
いかがでしたでしょうか!BL作品を原作とした実写作品はもっともっとあります!今回は実写映画に絞ってみましたが、テレビドラマとか実写もされていますので、機会があったらそちらも是非紹介したいです!