何故性別欄に困るのか
性別移行中の人や自身の性別を明確に表現できない人、男女に分けれない人とっては“性別欄”というものは困らされるものですが、そうでない人からしたら「なんで性別欄に困るの?」という疑問を抱かれがちです。

■戸籍の性別で選びたくない
自身の性別に違和感や嫌悪感があったりすると、その性別を例え性別欄でも選びたくないという気持ちになる人もいます。

何よりも性別欄という特性上だいたい“自ら自分の性別を選らばなれればならない”という行為は違和感、嫌悪感がある人にとっては、かなり苦痛になる場合もあります。

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■望みの性別で生活してるけれど、望みの性別を選ぶのはおこがましい
だったら「自分の思っている好きな性別を選べば?」という人もいるかと思いますが、そうはなかなかいかない。

望みの性で生活していても、手術などの医療行為で身体的にも望みの性に近づけたとしても、戸籍の性別も変更したとしても、「私なんかがその性別を選ぶなんておこがましい」と思う人もいます。

私自身、何も考えずに「女」にマルできるようになったのは、戸籍の性別が変わってからしばらくしてからでしたしね。

■“Xジェンダー”なので「男か女か」という性別欄は自身を否定されているような気分になる
多くの性別欄は「男or女」を選ぶタイプだと思いますが、男か女かに当てはまらない人もいます。

例えばXジェンダーさんのように男でも女でもない「無性」や男でも女でもある「両性」、男と女の間である「中性」を自認している人にとっては「男or女」しか選べない性別欄はちょっと躓くみたいです。

他にも自身の性別に「迷っている」人や「不明」「流動的」としてる人なんかもそうですね。

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■そもそも性別欄って必要?
いろんな場面で性別欄って出てきますよね。なんかのアンケートや正式な書類、履歴書などなど。性別欄が当たり前にありすぎて、気づきにくいかもですが、それって必要?っていう場面も多いです。

ちょっとしたアンケートや何かの応募用紙、履歴書なんかも。まぁ“情報”として性別が欲しい気持ちが分かるんですけどね。

■どの性別を選べばいいか分からない
忘れがちな部分ですが、人って自分を構成する“性別はひとつとは限らない”んですよね。

身体的性別、性自認、性表現、社会的性別、戸籍の性別など。身体的性別も性染色体や性器、胸部など部分部分で違っていたりするし、必ずしも男女で二極化されるとも限らない。

社会的性別だって、一日の中でコロコロ変わる人だっているかもしれない。じゃあいざ「性別欄に自分の性別を記入してください」って言われたら「どの性別?」ってなる人もいる。

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とまぁこんな感じで、たかが性別欄されど性別欄。最近では性別欄の見直し・撤廃も進んでいるところもあります。見直し例としては、記入欄に男女の外「その他」を追加したり、記入式にしたりといろいろ……それで解決するわけではないけれど。

また「ここに性別欄必要?」な箇所も見直され、撤廃を検討し実行しているところもちょこっとずつ増えていますね。ここまで書いといてなんですが、性別移行中の人や自身の性別を明確に表現できない人、男女に分けれない人でも「性別欄なんて気にしない」「性別欄で困らない」って人もいるので、悪しからず。

いずれにしても、性別欄で嫌な思いをしたり、困ったりする人が減るといいなと思います。