よくコメントやメッセージなどで「アイデンティティやカテゴライズって結局何?」と問われます。
ざっくり言うと「自分のことを自分で認識したものをアイデンティティ」「他者から振り分けられたものをカテゴライズ」って感じ。
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なのでよく「私って○○なんでしょうか?」とセクシュアリティを問われることもありますが、他者である私が肯定したところで、それはカテゴライズになってしまうんですよね。
確かに誰かに肯定してもらうというか「あなたは○○ですよ!」と決めてもらった方が楽だったり、スッキリしてりする気持ちも分かります。
というより「私ってなんなの?」とか「あの子ってどーなの?」というほうがモヤモヤする感じでしょうか?
しかしセクシュアリティやジェンダーなどは誰でもなく本人が決定づけること、つまりアイデンティティなのです。
私には誰のセクシュアリティやジェンダーをも決定づける権利はありません。なので、聞かれたとしても、肯定しませんし、それ以上言及もしませんし、できません。
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そこでカテゴリーとアイデンティティについて。自身を「ゲイだ」と言っている男性に対して、ある人は「あなたって前に彼女いたよね?じゃあバイセクシュアルなんじゃない?」と
ある人は「あぁオネエか」と、またある人は「なんか全然ゲイっぽくないから、本物のゲイじゃないんじゃない?」と。さらにまたある人は「キミ、男が好きなんだってね!じゃあゲイだ!」
これらはすべて、他者がとある男性を枠組みにはめているためカテゴライズと言われるもので、正解か不正解が問題でなくて、他者からの枠組みはカテゴリーって感じでしょうか。
そしてそれに対してはその男性本人は「ボクはゲイです」と自信を持って言っていたら、これがアイデンティティです。本人が自分自身をゲイだと言うことに違和感がなければ、それはアイデンティティとして間違いないと思います。
ちょっとくらいの違和感があっても「とりあえず自認」でもいいと思います。これはジェンダーも一緒で、トランスジェンダーでもXジェンダーでも、自認すればそれがアイデンティティですね。
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カテゴライズとアイデンティティのこと、ちょっとは分かりやすく説明できたかな…誰にカテゴライズしてもらったり、誰かをカテゴライズすると不思議な安心感があるかと思いますが、
結局は自分が自分をどう思うか、その人がどう自認しているかというアイデンティティが一番大事だと、私は思います。