幼なじみは女の子になぁれ /森下真央
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あらすじ
ある日、池でおぼれる魔法の妖精シルフィを助けた高校生・秀一は「お礼に願いを一つ叶えてあげる」と言われて、「なら可愛い女の子の幼なじみが欲しい」と即答。依頼されたシルフィは、秀一の幼なじみ(男)・伊織を魔法で女の子にしてしまった……!女の子になった伊織は意外にもちょっと可愛くて……!?
男の子がヒロインだっていいんです!!
漫画『幼なじみは女の子になぁれ(著:森下真央)』より
作品紹介
『幼なじみは女の子になぁれ』は森下真央による漫画作品で、魔法によって女の子にされた伊織を中心にしたドタバタTSファンタジーです。TSファンタジーといっても、女の子にされても伊織の狂人的な精神力によって男の子にちょいちょい戻るのも面白く、また単純なTSではなく、魔法の力で髪型や服まで変わるという良心的設定、さらに伊織の女性化の姿は秀一の好みに反映されています。
漫画『幼なじみは女の子になぁれ(著:森下真央)』より
感想
終始ドタバタコメディーで男の子と女の子を行ったり来たりする伊織ですが「自分は男だ」と意識しないと男の子に戻れないという設定。なので、鏡で女の子になった自分の姿を見ながらや、元凶である秀一にドキドキさせられると女の子のままになってしまい、またもともと男性的な性格だったものの身体的な性別や魔法によって、精神的に女性的に引っ張られて困惑する姿が描かれています。
もともとは男の子だったので、いわゆる女子力というのも皆無に愛しいのですが、魔法の設定(秀一の好みの女性像)に引っ張られて女性的になっているのも面白いです。
私が紹介するTS作品って結構重ための作品が多いのですが、たまにはこういったライトなTS作品も楽しく思います。
漫画『幼なじみは女の子になぁれ(著:森下真央)』より
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他にはジャンプの『ToLoveる』で「くしゃみで男女それぞれの姿に可逆変化」という設定レン（男）＆ルン（女）がありましたが、こいつ男女それぞれで人格が違うし、外見も似てないので「ルンが女の子が来ているときわどい服装になって出てくる」「レンが女湯や女子更衣室に出現してしまう」ぐらいの要素にしか使えず、最終的に分離させて普通の双子キャラになったというのが・・・
本編で主人公のリトが女子になる話は普通に面白かったのに、なぜこういう生かしようのない設定にしたのかが謎です。