トランスジェンダーアンブレラ
今回は「トランスジェンダーアンブレラ」という言葉を紹介します。

まずアンブレラタームという言葉がありまして、「そのフレーズはひとつだけではなく、関連する幅広い範囲をカバーするフレーズ」という意味の総称です。

そしてその「トランスジェンダー」のアンブレラタームのことを「トランスジェンダーアンブレラ」と言うそうです。

▼あわせて読みたい▼
性別を越境する!トランスジェンダー【用語解説】
【セクシュアリティやジェンダー】SOGI【LGBTQ用語解説】


「トランスジェンダー」という言葉にはさまざまなトランスパーソンを表す総称で、例えば「トランスセクシュアル」「トランス男性/女性」「Xジェンダー」「ノンバイナリー」「Aジェンダー」「第三の性(サードジェンダー)」などが入っている。

それ以外にも「異性装者(クロスドレッサー/トランスヴェスタイト)」「ジェンダーフルイド」が入ったり入らなかったり…。

こんな感じで「トランスジェンダー」という言葉はさまざまなトランスパーソンを表す総称ということを示す一枚絵としてトランスジェンダーアンブレラターム…つまりトランスジェンダーの傘で描かれることがある。

ここでいくつかの「トランスジェンダーアンブレラ」をご紹介。

097001906a83a33f894a541a761ebbcf-660x509

FY6uN7raQAAwBSR

Fk2h1qKaEAAEe7n

これを悪用する人がいたりして物議をかもすこともある…。これの一枚目のアンブレラタームが分かりやすいのですが「自己女性化愛好症(オートガイネフィリア)」という性倒錯症が入ってくるのが、かなーり物議を醸しました。

日本ではトランスジェンダーという言葉をとりわけ「トランス男性」と「トランス女性」に使われてきたけど、昨今はこのアンブレラに則った使われ方をしているシーンも見られる…特に「身体的性別と性自認がマッチしてない人」というシーンが最近は多い気がする。

個人的には抱えている問題ややろうとしていること目的とかが違ったりするから、区別した方がいいなぁって思うことも多いです。

でもトランスジェンダーって言葉がもう十分すぎるくらい広まっちゃったから、今更言葉を変えるのもなぁって。

性的マイノリティって言葉がいろんなものを包括しすぎてた問題に似てる……というか最近は性的マイノリティって言葉…聞かなくなったなぁと思ったり。

【関連記事】
【LGBTQ】異性愛者だけど同性にも魅力を感じる?バイキュリアス【セクシュアリティ】
【どれが正解?】性同一性障害/性別不合/性別違和
【LGBTQを餌に釣る】クィアベイティング【用語解説】
好きになる対象が複数!ポリセクシュアル【用語解説】
【恋愛感情と他の感情の区別をつけない】クォイロマンティック【LGBTQ/性的マイノリティ】