2019年映画まとめ

今回は2019年のLGBTQ映画を5つを紹介します!



【虹色のきっかけのアーティスト】ジュディ 虹の彼方に【イギリス・アメリカ合衆国】

ジュディ
▼映画『ジュディ 虹の彼方に』予告編▼

【あらすじ】
ジュディ・ガーランドは『オズの魔法使』(1939年)でハリウッドのスターダムへと駆け上がったが、次第に薬物依存や神経症に苦しめられるようになり、そのことがキャリアにも暗い影を落とすようになった。1968年、ジュディはロンドンで5週間にも及ぶ連続ライブを敢行することになった。

オズの魔法使いのドロシー役で有名なジュディ・ガーランドの最晩年に焦点を当てた映画です。ジュディの最後のステージを本作は描いており、ジュディの苦悩や愛情を感じることができる作品です。

【国中が魅了された犯罪者】永遠に僕のもの【アルゼンチン・スペイン】

永遠に僕のもの
映画『永遠に僕のもの』より
【あらすじ】
ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた唇、磁器のように滑らかな白い肌。神様が愛をこめて創ったとしか思えない美しすぎる17歳の少年、カルリートス。彼は欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするように、ダンスを踊るように、ナチュラルに優雅に。やがて新しい学校で会った、荒々しい魅力を放つラモンと意気投合したカルリートスは、二人で様々な犯罪に手を染めていく。

アルゼンチンに実在した連続殺人犯のカルロス・ロブレド・プッチの実話を基にしています。モデルとなったカルロス・ロブレド・プッチは、殺人鬼らしからなぬ美少年ぶりに「国中の人々が欲情した」「黒い天使」とも言われている人物で、甘いマスクに危険な香りが漂う魅力を見事に演じてします。

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【多様性を受け入れる】おいしい家族【邦画】

おいしい家族
▼映画『おいしい家族』予告編▼
【あらすじ】
橙花は、夫とは別居中で、仕事もうまくいかず、都会での生活に疲れていた。そんな中、彼女は母の3回忌に故郷の離島に戻る。しかし、実家で彼女を待っていたのは、亡き母の格好をする父。橙花の動揺をまるで気にする様子もない父は、追い打ちを掛けるように男性と結婚するつもりだと報告し、パニックになってしまう。

母の三回忌で離島に帰郷して父の再婚を知らされた女性が驚きながらも島の住人たちとの大らかな生活を通じて自分らしさを発見していく過程を描く作品です。なんと言っても「多様性」!これでもかという多様性でできた作品だと思います。

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【きっかけはキス】マティアス&マキシム【カナダ】

マティアスマキシム
映画『マティアス&マキシム』より
【あらすじ】
30歳のマティアスとマキシムは幼馴染。偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始める。美しい婚約者のいるマティアスは、思いもよらぬ相手へ芽生えた感情と衝動に戸惑いを隠せない。一方、マキシムはこれまでの友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。

セリフではなく、カメラワークや役者の無言の演技で、キャラクターの心情を表現するのに長けていて、セリフを追うだけでは伝わらないものがたくさんあって、その分、キャラクターが今どういう気持ちか、分かりそうで分からない、答え合わせをしないもどかしさがとても良いです。

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【実在のゲイの水球チームをモデルに】シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち【フランス】

シャイニーシュリンプス
▼映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』予告編▼
【あらすじ】
ゲイのアマチュア水球チームの奮闘を、実在するチームをモデルに描いたフランス発のスポーツコメディ。元オリンピック銀メダリストの水泳選手マチアスは、同性愛者に対する心ない発言への罰として、ゲイのアマチュア水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のコーチに就任する。マチアスに課されたミッションは、弱小チームの彼らを3カ月後に開催される世界最大のLBGTQ+五輪「ゲイゲームズ」に出場させることだった。

サクセスストーリーであっという間に問題が解決していく…とは言ったものの、悩みの解決のほとんどは「挑戦」なのです。というのも、実はみんなセクシュアリティやジェンダーのこともあって、一歩前に踏み出せずにいて、その一歩を踏み出すことが「挑戦」なのだと思います。

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