性同一性障害は何故、身体の方を治療する

心を病んでいたら心の治療をするのに、性同一性障害の性別違和はどうして心ではなく体を治療するのですか?

なるほど!難しい話になるけどなるべく分かりやすく答えたいと思います!

答えは簡単、性別違和において「体の性別に心を合わせる」がかなり「倫理的に問題で危険な行為」だから。

実は歴史上心を体に性別に合わせる治療はありました。内容的に電気ショックとか、体罰的なのもあったようです。しかし性別違和が余計に強くなり悪化、最悪死を選ぶというケースも多かったようです。

性別違和に対する精神治療の様子を少し描いている映画「リリーのすべて」とかありますし、身体ではなく心の方を合わせようとして悲惨な事件に発展した「ブレンダと呼ばれた少年の事件」もあります。

その後、いろーんな経緯を経て「性同一性障害は心ではなく体の方を心に合わせる」という結論に落ち着きました。

ちなみに分類上、性同一性障害は精神疾患ではないので、心ではなく体が間違っていて体を治療するっていう流れ。

性同一性障害は体の治療があるため、病院や治療とは切っても切り離せない事情がありますが、同性愛も治療対象だった時代もあります。

そんな様子(同性愛矯正施設)を描いた映画「ある少年の告白」や「ミスエデュケーション」があり、それが主題ではないですが、同性愛矯正治療がひとつの原因で命を落とした天才の話を描いた映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」などがあります。

ぜひチェックしてみてね!